ようこそ!
さけとめしのマコです。
今回のテーマは
【酢の効果・効能】が飲んでも感じられない?体にいい飲む酢を紹介
という話をしていきます。
あなたは、
酢を飲んだことありますか?
わたしがよく耳にするのが
『体にいいから酢を飲んでます』
効果はどう?っと聞くと
あんまりわからないと聞くことが多いです。
わたしも同じく
ホントに体にいいのか?
と疑問を感じていました。
しかし、
ホント体にいいことがわかりましたし
実際に自分で効果を感じています。
そこには、
意外な事実がありました・・・
今回は
酢の効果と選び方について
お酢オタクのマコが掘り下げます。
それでは
いってみましょう!
酢の作り方
まずはじめに、
酢について知っていただきたく
酢の作り方から順番に、
簡単に掘り下げていきます。
酢は上記のように、
酢酸という菌の働きによって作られます。
まずは、
お酒を造ります。
- 米 酢を作る場合は ⇒ 日本酒
- リンゴ酢を作る場合は ⇒ リンゴ酒
- 柿 酢を作る場合は ⇒ 柿酒
そこに酢酸菌を加え発酵を待ちます。
そのあと熟成期間にはいります。
酢は、
アルコールがないとできません。
酢酸菌は、
お酒を食べて生きていきます。
なんか簡単に説明しすぎですね
実際には
温度管理から湿度など
熟練の経験と技術が必要です。
それではさらに、
酢作りには2つの製造方法があります。
静置発酵法
静置発酵法(せいちはっこうほう)とは
昔ながらの製造方法です。
お米などの穀物やリンゴなどの果実を原料で造った酒に酢酸菌を加えます。酢酸は酸素がないと発酵が進まないことから、表面発酵という液面に酢酸菌膜を張らせる製法です。3~4か月と発酵期間が長いので、まろやかで深みがある酢が出来上がります。
これは、手間も時間もかかります。
速醸法
速醸法(そくじょうほう)とは
現代の製造方法です。
時間をかけずに早く大量に生産できる製造方法です。空気を送りこんで短期で発酵させます。2~3日でアルコールが酢へと変化します。
現代の商品の多くは速醸法で作られています。
お値段にも差が出てしまいますので
お好みで使い分けてみてはいかがでしょうか。
酢の歴史
では、
酢の歴史について深下げていきます。
日本では、
奈良時代の頃に
中国から伝わったといわれています。
世界では、
なんと旧約聖書にも登場し
酢の起源は紀元前5000年とも言われています。
病気を治す薬として飲まれていたようです。
そして、
日本で調味料として酢が使われたのは
江戸時代の『早ずし』です。
ごはんに酢を混ぜて作られた
現代のにぎり寿司の始まりです。
それまでの寿しは、
『なます』や『飯寿司』などの『なれずし』が
この早ずしの起源です。
飯寿司については
こちらの記事で紹介しています
脱線しましたが
その後の酢は、
大正時代の頃には
合成酢という粗悪品が出回ったようです。
その理由は、
戦争でお米が貴重な食料だったため
お米でお酒をつくり、そこから酢をつくるなんて
もってのほかだったということです。
現代においては、
わたしの知るかぎり存在しませんので
ご安心ください!
現代は食品表示法があります
確認すればわかります
酢を飲んで本当に効果・効能はあるの?
それでは問題の酢の効果です。
だれに聞いても
『酢は健康にいい!』といいますが
本当に効果があるんでしょうか?
結論からいいます!
もちろん
酢は健康にいい
悪い訳がありません。
それでは
ここからさらに深堀っていきます。
酢の栄養素と健康にかかわる効果・効能
まずは酢の栄養素です。
もっとも代表的な栄養素は
『酢酸』と『クエン酸』
そして『アミノ酸』です。
実際には、
酢に含まれる成分は
酢の種類によって異なります。
米酢・リンゴ酢・黒酢・赤酢など
さまざまな栄養素が含まれています。
そして、
わたしが1番にかかげる効能は
『疲労回復』です。
酢の栄養素の代表格である
『クエン酸』という有機酸は
疲労回復に非常に効果的です。
わたしはこの効果に見舞われたくて
酢の沼に溺れました
さらに、
肩こり・腰痛にも効果的です!
その理由は、
酢酸は血流をよくする効果があります。
そして、
二日酔いにも効果的です。
前述の、
『酢はアルコールを食う』から?
もちろんこれも関係しますが
肝機能の働きを高めます。
もし、
あなたがお酒を飲むなら
酢の物やお水に酢をいれて
飲むことをオススメします。
二日酔いのときは
コップに少量の酢をいれて
多めのお水で飲んでみてください。
効果ありますよ
そして最近では、
花粉症やアレルギーにも効果があることが
わかってきたようです。
ほかにも、
高血圧予防・糖尿病予防・動脈硬化・
心筋梗塞・脳梗塞・腎不全・痛風予防など
胃腸の働きをよくし
ダイエットや抗菌作用にも効果的です。
さらには、
『女性必飲』
美容にも効果的ということが
わかってきました。
なのに、なぜ?
酢を飲んでも
あまり効果がわからないという
人が多いのでしょうか・・・
さらに、
核心にふれていきましょう
酢はそのもまま飲むのはよくない?
酢をそのまま飲むというのは
原液を飲むということです。
最近は『飲むお酢』という
商品もあります。
たしかに飲みやすく作られていますが
ゴクゴク飲むのはあまりオススメしません。
酢を飲むデメリットを紹介します。
- とり過ぎると腸内細菌のバランスが悪くなる可能性があります。酢は発酵食品なので菌が生きています。一日30ml前後を目安に飲むことをオススメします。
- 知覚過敏になる可能性があります。口に含んで時間を置くと歯のエナメル質を溶かす作用があります。
- とり過ぎると胃を荒らす可能性があります。水で10倍ぐらいに伸ばして飲むことをおすすめします。
どんな食品も
同じものばかりをとり過ぎは
必ずと言っていいほどリスクが伴います。
とはいえ人間はこれがいいと思うと
ついついそればかり摂取しがちですね
バランスのいい食事が1番です。
酢は
カルシウムと一緒にとると
カルシウムの吸収率を高めます。
通常
煮干しなどを食べた時のカルシウムの
吸収率はかなり低いと言われていますので
食事の際に、酢をとることをオススメします。
大手メーカーの参入で滅びた産業
弱肉強食という言葉がありますが
地域に存在した醸造元の中には
大手メーカーの参入で廃業したところもあります。
前述の静置発酵法で作る酢は
労力も時間もかかりますので
大手メーカーの製法には生産量では
まるで敵いません。
昔ながらの
食文化を守ってほしいものですね。
キレイな酢に騙されるている?
あなたの知っている酢は
クリアーに澄んだものだと思います。
出来たばかりの酢は
濁っているものなのです。
見栄えの悪さに
『こんな濁った酢って大丈夫?』
『おなか痛くならないの?』
という懸念材料を取り除くために
濾過殺菌をしているのです。
さしずめ
酢、本来の栄養素を
加熱殺菌によって
『酢酸菌』を殺している
ということです。
綺麗な花には棘がある
さらに
加熱殺菌することによる
メリットを紹介します。
- 見栄えがいい
- 長期保存が可能になる
- 産膜酵母の発生を制御できる
産膜酵母とは
酵母菌の一種で白いカビのようなものです。梅干しや醤油にも付着しやすい菌ですが、酢づくりにおいては大敵で劣化を促進させます。
世の中には
『にごり酢』という
濾過していないものも存在しますが
スーパーなどでは入手困難です。
とはいえ、
買えないことはありませんので
ご安心ください!
酢のドリンクは効果なし?
昨今
スーパーやコンビニで見かける
酢のドリンクはたくさんあります。
このドリンクはパッケージだけ見ると
いかにも健康効果があり
体にいいと思いがちです。
しかし残念ながら
酢酸菌は死滅している可能債が高い・・・
さらに
人工甘味料を使用しているものが多く
わたしはオススメしません。
もうひとつ追記したいのが
テレビショッピングなどでも販売されている
OOOO酢という商品はすごく売れていますね
ネットの口コミでも
★4.75とかすごく評価も高いです。
しかしこれも・・・
果糖ブドウ糖液糖・蜂蜜・食塩と
飲みやすく味付けされています。
美味いものには毒がある
これは体にいい酢の皮をかぶった
『甘酢』です。
甘酢は非常に砂糖が入っています
逆に入れないと美味しくありません。
さしずめ、
販売目的の商品となると
人工甘味料を使うしかないのです。
糖尿病の人は飲まない方がいいと言えます。
その理由は、
30mlで表示されているのが姑息ですが
炭水化物(糖質)が14.2g
通常100g表示に換算すると47g
コカ・コーラとかわりませんね・・・
とはいえ
甘酢は美味い!
値段もお手頃ですし
料理に使うには相当便利な商品です。
しかしあくまでも主観ですが
本物にこだわるあなたに伝えたい
と思える酢ではありません。
押し付けるつもりはありませんので
ご自身で判断してください。
酢を飲んで効果を感じられる、体にいい飲む酢を紹介
世界に存在する酢の種類は、
1000を超えると言われております。
すべてを試すのはむつかしいですが
酢を飲んで効果を感じられる
体にいい飲む酢を紹介します。
リンゴ酢
アメリカでは非常にオーソドックスな酢です。りんごの果汁を発酵させてシードルをつくり酢酸発酵させます。女性によく聞く悩みのカンジタ菌を制御できる唯一のスーパーフード!無添加の加熱殺菌してないものをオススメします。
バルサミコ酢
みなさんご存じのイタリアに伝わる伝統の酢です。長期熟成なので非常に奥深い味わいで酢酸菌の残った酢です。イタリア料理では欠かせないソースのもとですが、水で割って飲んでみてはいかがでしょうか。
ワインビネガー
ワインの生産地であるヨーロッパの各国で作られています。ワインと同じく赤ワインビネガーと白ワインビネガーが存在しますが添加物のないワインビネガーを選ぶことをオススメします。
モルトビネガー
ウイスキーの生産国で名を轟かせるイギリスを代表する酢です。スコットランドやアイルランドがうかびますが、大麦や小麦やトウモロコシといった穀物酢になります。現地ではフィッシュアンドチップスにかけて食されています。
香酢
中国の鎮江に伝わる酢で、『鎮江香酢』です。黒酢の一種で、日本の黒酢は玄米を使用しますがもち米を使用して造ります。真っ黒けの酢ですが、マイルドで非常に栄養価の高い酢といえます。
黒酢
日本で作られる黒酢の紹介です。正しくは『玄米黒酢』というのが正しいと思います。この黒酢は、長期熟成のため非常に多くのアミノ酸やクエン酸が含まれていますので健康を気にされる人にはオススメの酢と言えるでしょう。
上記のご酢は
基本的に『にごり酢』同様の効果が
期待できるものをご紹介しました。
添加物のないもので
加熱殺菌していないもので
酢酸菌の残っているものを
選ぶことをオススメします。
そうじゃないと
効果は期待できません。
さけとめしオススメのお酢
日本では有名な飯尾醸造さん!どの商品をとっても素晴らしいのですが、その商品の中でも玄米黒酢は長期熟成で、なおかつ使用されている玄米が無農薬という、唯一無二の黒酢です。
ちょっと高いという人にはコチラ♪
まとめ
今回は、
【酢の効果・効能】が飲んでも感じられない?体にいい飲む酢を紹介
というテーマで書いてきました。
いかがだったでしょうか?
それでは、
まとめていきます!
- 酢の作り方は2種類存在する
- 酢はもともとは飲み物だった
- 酢には健康効果がある
- 酢はとり過ぎるとデメリットもある
- 酢は水で薄めて飲むのが望ましい
- 大量生産の酢は酢酸菌が消えている
- 酢のドリンクは糖質が高い
- 酢酸菌の生きた酢は効果が期待できる
- 長期熟成の酢はさらに効果が期待できる
本物志向のあなたに合った酢を
選んでいただければ幸いです。
実はわたし、
酢という沼にはまり毎日飲んでます 笑
この記事を読んで
気づきや学びになると幸いです。
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