ようこそ!
さけとめしのマコです。
今回のテーマは、
『アメリカのウイスキーの歴史と特徴を知るともっと好きになる!』
という話をしていきます。
アメリカのウイスキーの歴史について
もっと知りたい・・・
アメリカのウイスキーの特徴につい
もう少し深く知りたい・・・
ウイスキー好きなら
深堀りしたくなりますよね!
この記事を読んでくだされば
あなたも明日から
ウイスキー通になれるかも。
アメリカのウイスキーの魅力を
誰よりもわかりやすく簡単に
ウイスキーオタクのマコが
もっと好きになってもらえるように
掘り下げていきます。
それでは、いってみましょう
アメリカのウイスキーの歴史
はじめに、
アメリカのウイスキーの歴史について
わかりやすく簡単に掘り下げていきます。
巷では、
『アメリカンウイスキー』
と言われます。
アメリカンウイスキーとは
アメリカ合衆国で製造される
すべてのウイスキーを指します。
今回この記事では、
アメリカのウイスキーと評して
お話していきます。
アメリカのウイスキーは、歴史上17世紀には存在した?
アメリカでは、17世紀にはすでに
ウイスキーがつくられていという記述があります。
しかしそれは、
本格的なものではなかったようです・・・
とはいえ、
18世紀に戦争などの背景から
アイルランドやスコットランドの
移民たちが海を渡りライ麦主流の
蒸溜技術を伝えました。
そのことがきっかけで
アメリカのウイスキー文化に
拍車をかけることなります。
しかし、
アメリカは1920年の禁酒法ができてしまい
ウイスキー製造の復興がストップします。
数多くの蒸溜所が
事実上の閉鎖に追い込まれました。
当時は、
アイルランドからの輸入量が多かったため
アイルランドは大打撃をくらいます。
この時、
アイルランドの蒸溜所のおよそ
1000カ所以上の蒸溜所が閉鎖したと
いわれています・・・
ウイスキー界は、
国と国が関わって歴史が刻まれています。
アイルランドのウイスキーは
こちらで記事にしています。
いっぽうで、
カナダは陸続きなので大量のウイスキーが
『カナダからの密輸♪』が横行します。
その密造酒のことを
『ムーンシャイン』や『one day whiskey』
と呼ばれています。
この時は、
マフィアたちの収入源にもなり
逆に巨万の富を得る人々もいました。
光があれば闇があるといえます。
カナダアのウイスキーも知りたい!
こちらで記事にしています。
しかし、
歴史をたどってみると
必ず戦争と酒税問題などの法問題が
勃発していることがわかります。
その裏側では、
ニューヨークなどのBARでは
隠れてウイスキーを飲ませる
闇営業の店が横行しウイスキーの消費は
逆に伸びたと言われています。
コーヒーカップでワインを出す店も
あったらしいです
1933年12月5日
禁酒法が廃止されることになり
アメリカンのウイスキーが
日の目を見ることになっていったのです。
アメリカのウイスキーといえばバーボン?
あなたも知っている『バーボン』は
アメリカを代表するウイスキーになります。
バーボンのほとんどは、
ケンタッキー州で製造され
『ケンタッキーウイスキー』
といわれます。
ケンタッキー州に存在する蒸溜所は
9カ所ありますが多くのバーボンは
ケンタッキーで生産されています。
有名な銘柄は、
あなたもご存じの
『ジムビーム』
生産量も世界の上位の維持しています。
そして、
さらに有名な銘柄では
『ジャックダニエル』です。
ジャックダニエルは
テネシー州で製造される
『テネシーウイスキー』になります。
製造方法はバーボンと同じですが
ひとつこだわりの点があります。
蒸留直後の原酒をサトウカエデの炭でろ過する
『チャコールメローイング製法』
を採用しているという点です。
「チャコールメローイング製法」とは
8〜10日間ほどかけて原酒をろ過することで雑味を取り除くだけではなく、好ましくない香りを取り除き、フルーティな風味となめらかな口当たりを実現しています。
わたしの主観での
テネシーウイスキーは、
ケンタッキー州のバーボンより
若干飲みやすいと感じますが
『バーボンじゃん!』
と思っています。
そんなこと言うと
ジャックダニエル関係者から
バーボンではなくテネシーウイスキーだよ
とお叱りをうけそうですが
その理由のひとつに
南北戦争の関係もあり
テネシー州とケンタッキー州は
対立していたことにもあります。
たぶんジャックはバーボンとは違うという
こだわりを持って造っています
なにをかくそう、
ジャックダニエルは
1866年に政府公認第1号の蒸溜所なのです。
ここで一旦まとめます!
ケンタッキー州で造るのは
『バーボンウイスキー』
テネシー州で造るのは、
『テネシーウイスキー』
この2つがアメリカのウイスキーの
代表格とおぼえとくといいっですね
それでは次に、
アメリカのウイスキーの
特徴を解説していきます。
アメリカのウイスキーの特徴
アメリカのウイスキーの特徴として
5つに分類されます。
- トウモロコシが51%以上を占める
『バーボン・ウイスキー』 - トウモロコシが80%以上を占める
『コーン・ウイスキー』 - 大麦が51%以上を占める
『モルト・ウイスキー』 - ライ麦が51%以上を占める
『ライ・ウイスキー』 - 小麦が51%以上を占める
『ホイート・ウイスキー』
すべてにおいて2年以上の熟成期間を超えるものとしていて、基本的に内側を焦がした新しい樽で熟成するという規定があります。コーンウイスキーに関しては樽に関する定義はありません。
こんなにあるの知ると
飲みたくなっちゃいますよね
【上記で紹介したウイスキーの定義】
- 原料は前述のとおり51%以上を使用(コーンウイスキーは80%以上)
- 蒸溜はアルコール度数80%以下で行う
- 熟成はオーク樽の内側を焦がし62.5%以下で行う(コーンウイスキーは古樽・内側を焦がしていないもの)
- 2年以上熟成したものは『ストレートOOOOウイスキー』
- アルコール度数40%以上でボトル詰めする
- 着色のカラメル添加は禁止されている
ケンタッキーウイスキーは、
州の規制で4年未満のものには
熟成年数を明記しなければいけないので
4年熟成のものが多くつくられています。
【テネシーウイスキーの定義】
前述のチャコールメローイング製法の工程がふえるだけでバーボンと同じです。
各国において定義が違うことがわかります
アメリカのウイスキーの特徴として
他国とちがう特徴があります。
アルコール度数を、
Proof(プルーフ)で表示します。
昔は、比重計もなく
正確な計測が出来なかったので
できたお酒に火をつけていた!?
ことからの語源のようです。
ちなみに、
イギリスもプルーフですが
換算方法が少し違うようです。
それではつぎに、
アメリカのウイスキーの
ちょっとした小ネタを紹介します。
アメリカのウイスキーの小ネタ話
アメリカのウイスキーの
ちょっとしたネタをお話します。
【Jack Daniel’s】ジャックダニエル編
前述で紹介した
『ジャックダニエル』ですが
1866年に政府公認第1号の蒸溜所としても
名高いテネシー州の蒸溜所です。
世界的にどれぐらい凄いかというと
なんと年間売上販売数が
8,000万本という世界6位!
アメリカンウイスキーNo.1です。
さすがジャックダニエルですね
そして、実はミュージシャンに
好まれているウイスキーなのです。
元ヴァンヘイレンの
『マイケル・アンソニー』さんは
エレキベースのボディーに
ジャックダニエルのラベルが描いてありました。
THE ALFEEの2代目リーダー
『高見沢俊彦』さんは、ESPに
ボトルを模したギターを特注しています。
そんな小話でした!
次、いってみしょう。
【JIM BEAM】ジムビーム編
『ジムビーム』もこれまた凄い!
なんと年間売上販売数が
6,240万本という世界9位!
バーボンウイスキーNo.1です。
ビーム社(ジムビーム)は、
創業以来、自社蒸溜自社製造で
大きく成長してきましたが。
来たる2014年、
日本のサントリーに
全株160億ドルで買収され
ビームサントリーに社名変更しています。
サントリー恐るべし
このジムビームは、
ビーム一族と言われ
1760年から7世代という
親族経営でも有名です。
ですが現在8代目の、
『ジェリー・ダルトン』は
一族でない初のマスターディスティラーです。
さらには、
食品製造にまで手を広げる
米蒸留酒最大手企業です。
それもそのはずです。
サントリーホールディングスは
ビーム社を買収することにより
世界の蒸留酒メーカーランクが
10位から3位の地位を手にしたのです。
壮大過ぎてピンとこん
【Maker’s Mark】メーカーズマーク編
この『メーカーズマーク』は
非常に日本のファンが多いウイスキーです。
そして、
『小栗旬』さんメーカーズマークのCM
これも人気の理由ですね。
その昔、日本の販売権は
『明治屋』が輸入販売元でしたが
現在は、またまたビームサントリーが
傘下に収めています。
さて、
メーカーズマークで
印象深いのが、封蝋です・・・
封蝋とは
もともとヨーロッパに伝わる、手紙の封筒や文章に封印を施したり、瓶などの容器を密封するために用いる蝋のことです。
この封蠟は、
1本づつ手作業で付けられています。
写真を見てわかる通り、
すべて蠟の垂れかたが違います。
まさに、世界品質の
ハンドメイドバーボンと言えます。
さらにこのメーカーズマーク
葉巻も販売しています。
ちゃんと封蝋が施してあります。
飾り物としてもカッコいい
アメリカのウイスキーの銘柄一覧
アメリカンのウイスキー
代表する銘柄いってみましょう!
バーボンウイスキー
メーカーズマーク・ジムビーム・フォアローゼス・IWハーパー・アーリータイムズ・ブラントン・ワイルドターキー・ブレットバーボン・エズラ・オールドクロウ・エヴァンウィリアムス・オールドグランダッド・ノブクリーク・ローリングK・レベッカ・シーグラム・コーヴァル・アメリカンバレルズ・EHテーラ・イーグルレア・ウィレット・ウッドフォード・エライジャ・エンシェントエイジ・エンジェルズエンヴィ・オールド101・オールドエズラ・オールドグロームス・オールドスカウト・オールドバーズタウン・オールドヴァージニア・オールドウェラー・オールドフィッツジェラルド・オールドテイラー・オールドフォレスタ・オールドポーグ・ギャリソンブラザーズ・クレメンタイン・ケンタッキージェントルマン・ケンタッキーヴィンテージ・コックオブザウォーク・コーナークリーク・ザイエローローズオブテキサス・ジェファーソンズ・ジェームズEペッパー1776・ジョスアブルックス・ジョニードラム・ジョンBステットソン・ジョンハミルトン・タウンブランチ・チキンコック・ティンカップ・テンガロンハット・デューク・ノアーズミル・ハーシュ・バック・バッファロートレース・ピュアケンタッキー・ファイティングコック・ブレッケンリッジ・ブレード&ボウ・ヘブンズドア・ヘンリーマッケンナ・ヘブンヒル・ベイカーズ・ベイゼルヘイデン・ベンチマーク・ベーシルヘイデン・マークトウェイン・マーチンミルズ・ミクターズ・メドレーブラザーズ・ラーセニィ・レベルイエール・レベルリザーブ・ローワンズクリーク・ヴォリーオールドセントニック
テネシーウイスキー
ジャックダニエル・ジェントルマンジャック・ジョージディッケル・ロリンズ・アンクルニアレスト
コーンウイスキー
ジョジアムーン・ブラットバレー・アンクルニアレスト・オールド101・オールドスカウト・コーヴァル・ジェームズEペッパー1776・ジョニードラム・ノアーズミル・ハーシュ
モルトウイスキー
ウエストランド・コルクゲン・ワスムンズ・ローグ・ビンバー・ストラナハン・ウッズテンダーフット・ツェッペリンベンド・ブティックウイスキー
ライウイスキー
ジャックダニエルライ・EHテーラストレートライ・ウィレットエステートライ・コーヴァルライ・ジェームズEペッパー1776ライ・ワイルドターキーライ・ミクターズUS1ライ・ジムビームライ・テンプルトンライ・サゼラックライ・オールドオーバーホルト・エズラブルックスライ・ノブクリークライ・ブレットライ・キュロモルトライ・ベリーオールドセントニックウインターメープルライ・ベリーオールドセントニックサマーライ・ベイゼルヘイデンライ・リッテンハウスライ・レベルイエールライ・ヘブンズドアライ・チキンコックライ・ヴァンブラストスティルハウスライ・ホイッスルピッグライ・バッファロートレースライ・コレセアライマゲドン・デファイアント・ウッドフォードリザーブライ・ベルグローブライ・ダッズハットライ・ラグタイムライ・プランテーションシングルカスクラム・マイナーケースストレートライ・エンジェルズエンヴィライ・プレアゾールライ・ウエストコークライ・レンジャークリークライ・ユニオンホースライ・サガモアライ
ホイートウイスキー
トポエイトオーク・ウッドフォードウィート
ブレンデッドウイスキー
シーグラムセブンクラウン
日本でも、
バーボンファンは多いですよね
まとめ
今回は、
『アメリカのウイスキーの歴史と特徴を知るともっと好きになる!』
というテーマで書いてきました。
いかがだってでしょうか?
アメリカのウイスキーまとめてみます。
- 禁酒法により一度は閉鎖に追い込まれる
- アメリカはバーボン大国である
- おおまかにケンタッキーウイスキーとテネシーウイスキーが代表格である
アメリカのウイスキーは5つに分類される
- バーボンウイスキー
- ライウイスキー
- コーンウイスキー
- モルトウイスキー
- ホイートウイスキー
次は、アメリカンウイスキーを味わう番です
ウイスキーという大海原で溺れましょう
この記事を読んで
気づきや学びになると幸いです。
COMMENT